おはようございます☆
ママのイライラ・モヤモヤ解消!
横浜市金沢区のおうちサロン〜Smile March〜です。
今朝の横浜はいい天気!
でも寒ーい^^;
朝から冬布団だの上着だの出してます。
さて、そんな今日は本のお話です。
先日、友人にこの本を紹介してもらいました。
この本は、うつ病に罹って回復した方々の実体験をまとめたドキュメンタリーコミックです。
わたしは「うつ病」と診断されたことはありませんが、精神的に「これって”うつ”?」と思ったことは何度もあります。
10年以上前に総合病院の病棟に勤務していた頃には、「どうしてこんなにツラい思いまでして生きていかなきゃいけないんだろう」と思った時期がありますし、今でも時々そんな想いが抜けない時があります。
でも、うつ病と診断されたことがない人でも、精神的にやばめのところまで落ち込んだことのある人って少なくないんじゃないかしら?
この本は、そんなわたしにも響くことがたくさん書かれていました。
せっかくなので、販売応援のつもりで(笑)、感想を書いてみたいと思います。
まず、
重度のうつ病になると
この本に紹介された方々を見ていると、人によって症状は様々ですね。
ただ、看護師として精神看護も勉強しておいてなんですが、精神状態がいよいよ危なくなると、身体が動かなくなるんですね…。
そうやって「明らかに危ないから、なんとか気付いて!」と自分の心がドクターストップをかけるということでしょうか。
精神的にツラくなると、身体が重く感じたりすることがあるけど、もしかしてそれも同じ感じかしら。
うつ状態の引き金になりやすいこと
本にはいろいろ書いてくださっているんですが、基本的には
- 自分を嫌いになること
- 自分の本当の気持ちを「そう思ってはいけない」と閉じ込めて見ないフリをすること
こういうことが引き金になりやすいようですね。本を読んで振り返ると、特に去年アドラー心理学に出会う前までの自分に、当てはまることがいくつかあります。
そして、つい最近でも、イライラしがちだった時期に思い当たる項目が・・・。
著者の田中圭一さんは、この本の中でこんな風に書かれています。
人は誰でも、
- 自分が好き
- 肯定されたい
- 必要とされたい
だから、これに抗うと、心が弱る。
先日、潜在意識の講座に参加したんですが、彼女も同じようなこと言ってたなあ。
上で言っているように、やっぱり、人間は「自分が好き」で、人に「肯定されたい」「必要とされたい」。だから、自分を誤魔化してそれに反したことをしていると、心に負担がかかるのかもしれませんね。
うつ状態になったらどうするか
- 人に気を遣うだけでなく、自分のことも大事にする
- 自分の本当の「心の声」を聞いて、その気持ちを認めてあげる。
- 自分を否定するものからは遠ざかる(好きではない仕事、プレッシャーになること、きつい人間関係など)
- 自分は必要とされている、役に立っていると実感できるものに近づく(自分を必要としてくれる場や人・ペットなど、趣味など小さな達成感を得られる「なにか」、大自然に身を置くなど) など
こちらも、本ではもっといろいろ書いてくれています。
さすがに全部は書けないから、ぜひ読んで!と言いたいんですが(笑)
先週、救急車で運ばれた長女が私を救ってくれた理由に、ちょっと納得。
アドラー心理学が、「生きるのが楽になった」と思わせてくれた理由も、納得。
だって、アドラー心理学は、自分を(周りも)大事にする心理学だから。
「マインドフルネス」も、何冊か本で勉強した程度ではありますが、基本的に「自分のありのままの気持ちをそのまま受け入れる」技法です。これも、精神的につらかった時期にはよく効きました。
そして、
人によって、うつ状態がひどくなったり、良くなった後も再びうつ状態になる「パターン」がある
一般的に言われていることだと、
- 季節の変わり目など、急な気温の変化
- 台風など急激な気圧の変化
- ホルモンバランス
あたりがありますね。本ではこの他にもいくつか挙げてくださっていますが、これは、実感される方も多いのでは?喘息など、アレルギー症状とも結びつく気がします。
個々に、ひどくなるパターンがわかっていれば、いざ体調が悪くなった時も、少し冷静に構えていられますよね。いつか、また落ち着いてくるんだってわかっていれば、向き合い方も違ってきます。
今まで生きてくる中で、特にママになってから、自分のペースも考え方も大きく変えて、それでいいんだと思い込まないとやってこられなかった。
でも、身体も心も、ツライときは、ツライんだねと、見ないフリなんてしないで、ただそのまま受け止めて、
心が喜ぶことをたくさんしてあげて、ゆっくり休む。
これってきっと、とっても大事なことなんでしょうね。
「うつヌケ」。
今うつ病やノイローゼで苦しんでいる人も、気分が落ち込んで辛い人も、そしてわたし自身も、時々やっぱり落ち込んでしまうことはあるけれど、
暗いトンネルを抜けることは必ずできるんだと思わせてくれる本でした。
この本は、ほかにも「うつ」から回復した方々の体験談がたくさん載せられています。ここでは書けなかったけど、読んで心に響いたり、楽になったりするヒントがたくさん載っていたので、良かったらぜひ読んでみてくださいね。
教えてくれた友人の言葉ですが、落ち込んだ時この本を読めば、きっと
「そうだった、自分のことがいちばん大事なんだった。人に振り回されることなんてないんだった」
と軌道修正できるかも☆