こんにちは☆
ママの心を楽にするアドラー式の“勇気づけ”。
横浜市金沢区のおうちサロン~SmileMarch~です。
先日、勇気づけELM講座の7,8章を開催しました。

この日の参加は大人3名。
子どもは我が家の三女ちゃんだけで、受講者のみなさんがたくさん構ってくださいました。
そんな三女ちゃんは、眠いのかつまらないのか、お勉強中もひとりギャーギャーでしたが、そんな声にも負けず、みなさん集中して聞いてくださり、本当にありがとうございましたm(__)m
さて、ELM講座の7,8章は、
7章 目的を意識する
8章 自分の人生を引き受ける
7章では、「どんな行動にもポジティブな目的がある」ということを学びます。
初めてこのことを教わって、目的論からのアプローチを学んだときは、衝撃だったなぁ。
例えば、子どもが癇癪を起してギャーギャー泣いているとします。
一般的に取られがちな「原因論」からのアプローチだと、「何かうまくいかないことでもあったのかしら」といった、泣きわめく「原因」を探します。子どもに「どうして泣いているの?何があったの?」と原因を聞き出して、その原因にアプローチして、泣き止ませようとします。
ただ、このアプローチだと、子どもがどうして泣いているのか表現できなかったりして、なかなか泣き止まなかったり、ますます泣き叫んでしまったりすることはないですか?
でも、彼女が(彼が)泣き叫ぶ「目的」はなんでしょう?
何か困ったことが起きた時に、原因ではなく、相手が(自分が)何のためにそれをしているのか、「目的」からアプローチするのがアドラー心理学式のアプローチです。
さて、泣き叫ぶ彼女(彼)の目的、何だと思いますか?
我が家の娘たちの場合は、たいてい「お母さんにわたしに注目してもらいたい」とか「わたしの気持ちをわかって欲しい」って感じのことが多いです。
別に、何かしてもらいたいことがあるから泣いているんではなくて、ただ自分に注目して、共感してほしい。
だから、「なに?こうすればいいの?こうなの?ちがうの?」なんて問いただしながらいろいろやっても、泣き止まない(;^_^
むしろ、「そうか、泣きたいのか。なにか悲しいことでもあった?うんうん、泣いとくか」って抱っこしてやったほうが、泣ききった末にケロっとしたりする気がします。
子どもの場合、泣いたりケンカしたり、そのほとんどの目的は、「親に注目してもらいたい」ということだそうです。
でもね、実際この半年意識して見ていると、ほんとにその通りだと思う!(笑)
それから、アドラー心理学では「ポジティブな目的」ってワードを使っていますが、「それって、取り方次第だったりしない?」「ネガティブな目的だってあるんじゃない?」と思われる方も、いらっしゃるでしょうか。
例えば、泣きわめいている子どもの目的。
「親を困らせたいだけじゃないの?」って、ネガティブな目的としか思えない場面があるかもしれません。
でも、さらに「じゃあ、何のために親を困らせたいんだろう?」とさらに考えると、どうでしょう?
やっぱり、「親に注目してもらいたい」っていう、本人にとって決してネガティブではない目的なのではないでしょうか。
実は、このご質問は、実際に受講中に頂いたご質問です。
なので、講座後、わたしもいろいろ調べたり考えたりしてみたんですが・・・
「ポジティブな目的」というワードはほかのアドラーを学ぶ方々のブログや、書籍なんかにも出てくるんですが、「本当にすべての行動にはポジティブな目的があるのか」ということについて書かれたものには出会えませんでした。
何かよい本などご存知の方はぜひ教えてください!
それで、いろんな「不適切な行動」と思われるパターンについて考えてみたんですが…
やっぱり、本人にとったら、一番根っこの目的は、前向きで、自分自身の願いがこもった、善の目的が出てくるんですよね。
たとえ、陰湿な嫌がらせでも、虐待のニュースでも…。
取った行動は不適切すぎるとしても、その行動をすることで
「本当は何をしたかったんだろう?」
「本当はどうして欲しかったんだろう?」
「本当に叶えたいことは何だろう?」
と考えていくと、一番根っこの「想い」は、決して不適切でも非難されるものでもないような気がするのです。
もし、「どうしてもポジティブな目的が見つからない!」ということがあったら、講座でみんなで考えてみませんか?一人では解決できないことでも、みんなで考えればきっと見つかるはず!
ただね、周りや世間の考えや、これまで長く続けてきた習慣といったもので、物事を見る自分のメガネが曇ってしまって、本当の目的や願いが見えにくくなる時は多々あるかもなぁと思いました。自分も、他者もね。
前回マインドフルネスについて書きましたが、 自分の本当の気持ちでさえ、まっすぐ見るの、意外と難しい(;^_^
まずは、自分が「本当に叶えたいこと、やりたいことってなんだろう?」を見つめるトレーニングが必要かもしれません。
7章でポジティブな目的を見つける練習をしたら、8章では「やりたいけどしり込みしていることに一歩踏み出すコツ」を学びます。
自分も相手も、ポジティブな目的から、どうするかを決めて、一方踏み出す。
目指す未来は明るいものに思えませんか?
そしてこの日、SmileMarchの3人目のELM修了生が誕生しました!

思えば、昨年夏にELMリーダーを勉強中、ちらっとそのことを伝えたら、「やよいちゃんの講座、受けたい!」と言ってくれたのが彼女。
彼女の言葉に、「あれ?もしかして講師をやってもいいのかな?」と勇気をもらったのが始まりでした。
講座中も、彼女のリアクションはわたしに勇気をくれたし、彼女の理解の仕方がわたしの理解も深めてくれました。
この半年、 すごく明るくキラキラと変わった彼女。
「変わりたい」と決めてから、ELM講座以外にもいろんな講座を受けに行って、今はオーラからしてすごく幸せなのがわかる!
勇気づけ仲間として、ひとりのファンとして、これからの彼女のことも楽しみにしています♪
3月はさらに2名の修了生が出る予定です。
なんか感慨深いな♪