ママの心を楽にするアドラー式の“勇気づけコミュニケーション術”。横浜市金沢区の子育てママサロン~SmileMarch~です。
今日のお話はちょっと長くなります。休み休み読んでくださいね(;^_^
最近の三女ちゃん
三女ちゃん、ただ今一歳3ヶ月。最近ではこんな感じです。
やっと棚の物を全部引っ張り出して荒らし回ることに(私たちが)慣れてきたと思ったのに、最近では唯一の安全地帯だったテーブルの上に登ってしまうというご乱心ぶり…。テーブルの上に割れ物のコップを置いていたらあっさり投げて割ってしまうし、上の子たちが使うセロハンテープをビービー出しまくったり、クレヨンを食べて口も手も真っ赤になったり…。
本人新しい世界が楽しくて楽しくて仕方ないんでしょうね。テーブルから降ろしても降ろしてもまた嬉しそ〜に軽々と登って行きます。 三女ちゃんご本人にとっては決して乱心ではありません。
でも、こちらとしては、まだそこまでの心の準備も対策もまだなのです。わたしも上の子たちも作業に集中できなくて、みんなでギャーギャー、ストレス満載。しかも、お昼寝、30分とかしかしないことも多い。
こういったことは上の2人で経験済み。別に、三女ちゃんが特別おてんばな訳ではありません(ええ、うちの三姉妹はみんなおてんばちゃん)。長女だって、次女で経験済みなんです(長女ちゃんは、夜中に「やめてー!」とうなされる時期がありました…)。
でも、やっぱり、人間楽したい生き物なんでしょうね。楽になったことにはすぐに慣れる。で、今また三女ちゃんのおてんばぶりに、てんてこ舞い(ー ー;) このところ、私もずっと仕事が忙しくて、未だに暇を見つけてはパソコンを触っていたいんですが、三女ちゃんがこんな感じなので、ますます余裕がありません。
さあ、どうしましょう
ここで質問です。このような状況のとき、あなただったらどうしますか?
自分のやりたいことを諦めて、可愛い盛りの三女ちゃんに構い倒しますか?
結論。それ、わたしには無理でした。
「自分のやりたいこと=子育て」「趣味=家事・料理」とかだったら、どんなに子育て時期が楽しいだろうと切望したものですがね。世の中にはそんな人の話も聞くから、わたしもいろいろやってみたりしたけど、それでわかっちゃった。わたし、子育てや家事って、好きじゃないんです(笑)。できれば、自分の好きなことだけやっていたい。だから、子育てだけに専念するって、わたしには無理なんです。(あーあ、言っちゃった。みんな引くかなぁ(^_^;))
でもね、ここが微妙なところなんだけど、子どもたちのことは大好きなんです。ちょっとの時間でも一緒に遊んだり何かに取り組んだりして、それで子どもたちが嬉しそうに楽しそうに目をキラキラさせているのを見ていると、とっても幸せな気持ちになります。家を荒らし回っている三女ちゃんも、とっても楽しそうで、とっても可愛いんです。
それでも、子育て以外に、わたし自身がワクワクすることがやりたくて仕方ない。やりたいことを思いついちゃったら、それをやりたくて仕方ないんです。
ブログを書くのもそう。チラシや何かを作るのもそう。
夢中でうんうん唸りながら何か作り上げて、「できたー!」って達成感とともに現世に帰ってくる。そこで、家族との時間をニッコニコで過ごす。
それが私のやりたい生き方。
数年前までは、いや、つい最近までそうだったかな。わたしの本当の気持ちに目を背けて、「ママなんだから、自分より子どもたちのために生きなくちゃ」と、自分で作り上げた理想のママ像になんとかならなきゃと頑張ってた。
それが苦にならない人もいると思います。本当に羨ましい。
でも、わたしはそうじゃない。理想のママができなくて、いっつも落ち込んだりイライラしたりしてた。で、結局は子どもたちに当たり散らすの。わたしはわたしの理想のママにはなれない人間なんだってことを認めなきゃ、いつまでも理想と違う自分にダメ出しして、イライラママのまま。
子どもたちは、ママにずっと自分のことを見ていて欲しいと思ってるかもしれません。家事や子どものことも放ったらかしで夢中で何かしているママを見て、寂しいと思ってるかもしれません。っていうか、そんな気がする(^_^;)
でも、ママが我慢して、イライラして、爆発して心にもないこと言い出すんだとしたら、そんなの、家族にとっても嬉しいことじゃないんじゃないかって思ったんです。
ママの笑顔が子どもの笑顔。
それで、わたしも家族も笑顔でいるにはどうしたらいいか。考えました。
わたしも家族も笑顔でいる方法
家族が笑顔でいるには、わたしがごきげんでいた方がいい。自分のやりたいことを我慢して、子どもに尽くしていたら、イライラドッカンになるんだから、そうならないようにするには、やっぱり、わたしは私のやりたいことをした方がいい。今夢中になっていることは、仕事と呼ぶには実入りも少ない遊びみたいなものかもしれない。でも、例え「稼ぐ」ことにつながらないことだとしても、わたしはわたしのワクワクすることをやった方がいいのかもしれない。うん、例えサロンや何かほかの仕事を始めていなかったとしても、わたしは何かワクワクすることに夢中になりたいと思うでしょう。
最近思うにね、人間、ひたすら「誰かのために」生きることって、難しいんじゃないかと思うんです。「子どものために」「家族のために」生きるとか。やっぱり、自分は「自分のために」生きなきゃ、どこかで歪みが出る。「子どもたちの笑顔のために(自分を犠牲にしてでも)頑張る」じゃなくて、「子どもたちが笑顔になると”わたしが”幸せになるから頑張る」のほうがいいんじゃないかと思うのです。あくまで、判断基準はわたし自身の気持ち。そう思ったら、わたしの気持ちも犠牲にせず、家族も笑顔にする方法。それが、わたしにとっても家族にとっても、一番幸せな道なんじゃないかと思ったのです。
そして、それには、わたし自身が夢中になれることをするだけでなく、家族と楽しく過ごす時間もちゃんと作りたいわけです。でも、 今は、子どもたちがいる横でパソコンを叩いていることが多い。上の子たちが幼稚園や学校に行っている間にやってしまおうと思うのだけど、遊び相手がいない三女ちゃんが構って欲しくて邪魔しに来るので、ちっとも集中できず、はかどりません。夜中にやったりするんですが、眠くて子どもたちと寝落ちしてしまうことも多くて…。(っていうか、看護師時代に夜勤とかやったけど、人間、夜は寝るもんなのよ。夜の睡眠削っちゃうと、身体に来るのよね…。)
それで、結局、上の子たちが帰って来て三女ちゃんと遊んでくれている隙にとか、土日にパパが散歩に連れ出してくれている間にとか、とにかく子どもたちが揃って一緒に遊ぶチャンスでもある時間に、わたしはつい作業をしてしまうのです。
つまり、家族と楽しく過ごす時間を作るには、平日の昼間に集中できる時間を今より作った方がいいのかもしれない。そう考えました。
わたしの心の「保育園ブロック」
そこで選択肢に上がってくるのが、幼稚園の延長保育や、小学校の放課後クラブ、未就園児には一時保育といったものだと思います。でも…。
以前ブログに書いたこともあるんですが、我が家の子どもたちは、幼稚園の延長保育や小学校の放課後クラブはあまり行きたがりません。行ったら楽しいみたいなんですが、楽しかったと言いながら、翌日からはまた行きたくないとおっしゃります。延長保育や放課後クラブが大好きな子もいますよね。小さいころから、一時保育も喜んで行く子とか、本当にうらやましかった。
わたしは一昨年まで看護師としてパートで働いていたので、長女も次女も、職場の託児所に1歳前から通っていました。それでも、二人とも託児所に行っている間、泣いていることも多くて、なかなか慣れてくれませんでした。しかも、そこは仕事のある時間しかお願いできなくて、産休・育休中や、わたしのお休みの日は預けられませんでした。それで、次女の産休中、長女を一時保育にお願いしたことがあるんですが、1日中ほぼ泣いていたようで…。2回行って、あきらめました。「この子は、わたしがたとえ構ってあげられなくても、わたしの側にいられればそれでいいんだ」って。
だからね、特にサロンを始めてからのこの1年弱、サロンのお仕事で忙しくて家事や子供に構えなくても、それでいいじゃんって考えていました。子どもたちの希望通り、幼稚園や小学校からまっすぐ帰って来させて、でも構って攻撃に構ってあげられなくても、「それでもいいんでしょう?」って。半ばやけっぱち?ま、お仕事が落ち着いて、がっつり遊んであげられる日もあるしね。毎日、ほんの30分でも夕方外に出るようにはしてたかな。だから、それで許してね、って思っていました。
でもねぇ、だんだん三女ちゃんが家にいられなくなってきたんですよね。以前は、30分も公園に付き合ってあげれば、お昼寝してくれたり、家でひとりで遊んでくれたりして、なんとかやってこれたんですが。次女の午前保育が長かったのもあるのかな。ちっともやりたい事がはかどらない!はかどらないと、焦ってくる。だんだん子どもたちが邪魔に思えてくる。イライラママ、ドッカン爆発してばっかりです。
可愛いはずの1歳の我が子が可愛いと思えなくなってきたら、やっぱりそれは自分の心からのSOS信号なんだと思います。我が子と言っても、他人です。わたしのお願いを100%聞いてくれる訳でもない、ひとりの立派な人間さまです。やっぱり小さい子のお世話って、すっごく大変!何人育ててどれだけの経験値があったとしても、ひとりで見るんじゃ、どうしたって手が足りない。無理なんですよ。3人育てて、やっとわかりました(;^ω^)。
以前、NHKスペシャルについて書いたことがありますが(そのときの記事はこちら)、子どもは社会で、大勢で協力し合って育てるもの。いくら我が子でも、24時間365日一緒にいたらいけないんじゃないかと思うのです。蜜月の恋人同士のように、離れる時間が愛を育む。「もっと一緒にいたい」と思えるくらいのほうが、お互い幸せなんじゃないのかなぁ。
子どもたちが早く帰って来ても、「お母さんが構ってくれない」ことに注目してしまって、寂しい思いをするくらいだったら、夕方までしっかり外で友だちや他の大人たちと遊んでもらって、その間わたしはしっかりお仕事を片付けて、帰ってきたら一緒にしっかり遊ぶ。そうやってメリハリをつけたほうが、お互いに幸せなんじゃないかなぁ。そう思うようになっていきました。
まずはハードルの低いところから
そんなわけで、帰りの遅い小学生はさておき、次女ちゃんには、講座の日や長女の帰りが遅い日、わたしの用事がある日などに、延長保育をお願いするようになりました。相変わらずの次女ちゃん、隙あらばリフレッシュ休暇を取ろうとしますが、「お母さんとずっと一緒にいたい」と泣きついてきても、「離れる時間も必要よ」とあっさり切り返せるようになりました。次女の幼稚園は、4月の1カ月間、ずっと午前保育という恐ろしい幼稚園。それでも、早々に週1ペースでリフレッシュ休暇している次女ちゃんですが、「今日はお願いね」と言うと、登園してくれるようになりました。延長保育も、行けば楽しいみたいで、「明日も行きたい」「次はもっと後で迎えに来て」と言います。(でも、翌日はまた「やっぱり行かな~い」って言うから、次女ちゃん自身はたぶん今までと変わらない(;^ω^))
そして、迎えに行くときは、わたしもこう言うようになりました。
「次女ちゃんが延長保育に行ってくれたおかげで、お母さんお仕事はかどったよ。嬉しいよ。ありがとね」って。
以前は、「たまになんとか行ってくれるだけだし…」って、あたりまえと思って特にお礼なんて言ってなかったんですけどね。でも、わたしが次女に延長保育に行って欲しいのは、「次女が嫌いだから」じゃなくて、「行ってくれるとやりたいことがはかどって幸せな気持ちになるからなんだ」、ってことを、分かってもらおうと思ったんです。「昼間はかどれば、その分作業が早く終わって、次女と遊ぶ時間が取れて、それがまた幸せなんだ」ってことも。
親子だって、ちゃんと伝えないと、子どもがこちらの意図と違うように解釈してしまうのはよくあること(;^_^
保育園ママが教えてくれた、一時保育の良さ
さて、残りの問題は、三女ちゃんです。三女ちゃんは、幼稚園に上がるまで、保育園などは考えていなかったんですが…
やっぱり、小さい子って大変なんですね!(笑) 3人育ててみて、やっとわかりました。勇気づけを学んで、子どもたちの言動に対してわたし自身の考え方や行動を変えてきました。確かに、三女ちゃんに対しても、経験値もあるし、アドラー心理学の勉強もしてきたし、上二人よりは余裕があります。でも、どうしたって、やっぱり今の時期は大変なんだと思う!説明してもわかってくれないし(っていうか聞いてないし)、お願いしても待ってくれないし、危ないことばっかりやるし。
大人の目や手がたくさんあるなら違うだろうけど、我が家は平日はワンオペ体制。ワンオペ体制でないご家庭だって、この小さなわからんちんを一人で見る時間があるとしたら、もうどうしたって限界があるんだと思います。一人で子育てなんて、ほんと無理!
これまでは、週末に夫に「子どもたちを外に連れて行け~」「わたしに自由時間を作れ~」と無言のプレッシャーを与えていたんですけどね。夫も平日、夜遅くまで頑張ってるからね、疲れてるよね。というわけで、そちらさんも手一杯。
そうしたら、わたしが泣き寝入り?いえいえ、そんなことはありません。世の中には、頼れるプロがいる!
そんな折、本当に奇跡的なタイミングで、フリーランスでお仕事をされているママさんに会ってお話する機会がありました。彼女は、お子さんを保育園の一時保育に預けながらおうちでお仕事をされていました。そんな彼女が、この日、保育園の話をしてくれたんです。
「保育園は、家族みんなを幸せにしてくれるところ。保育士さんたちは本当にプロ。子どもは離れる時は泣くけど、たくさんの大人に大事にしてもらって、家では食べないお野菜も残さず食べて、お友達とたくさん遊んで、良いことしかない。その間に、わたしは仕事ができて、リフレッシュして、ニコニコになる。お仕事されていない方だって、家族の幸せのために、使った方がいいと思う」
そんなことを話してくれました。
あの時は、まだ実際に三女ちゃんに一時保育を使ってみたいと思いながら、まだ実行できる気分にはなれずにいた頃でした。でも、あの言葉で、まだ小さな三女ちゃんを「保育園に預ける」ということに、抵抗がなくなっていきました。そもそも、「子どもは大勢の人間に大事にしてもらって育った方がいい」なんて話、聞きませんか?3歳まで家庭保育だった子と保育園に通っていた子では、その後の発達に差はないことも研究で証明されているそうです。「あなたを愛してくれる人間は、家族の他にたくさんいるのよ。」ということを学んでくれたら。そう思ったら、一時保育が「習い事」のひとつと思えるようになりました。わたしのやりたいことのために捨てるように預けるのではなくて、わたしにとっても、三女ちゃんにとっても、幸せにつながる「工夫」のひとつと思えるようになっていったんです。
というわけで、三女ちゃんを一時保育にお願いしてみることにしたんですが、
長くなったので、続きはまた次回…。