ママも今をもっと楽に楽しく。横浜市金沢区のママサロン~SmileMarch~です。
もうすぐ終戦記念日ですね。我が家では、先日、NHKで放送されたこちらの映画を拝見しました。

「この世界の片隅に」
こうの史代さんの同名コミックを原作に、片渕須直監督が脚本も手掛けた作品。
わたしは今回初めて観たんですが、、、
衝撃でした。
大事な家族との笑顔が詰まった家が、笑い声の溢れた地域が、
ある日突然、あっさりなくなってしまう。
家はまだ作り直せても、人の命は帰って来ない。
この時代、こんなに死が身近にあったことに衝撃を受けました。
(無料版は途中まで読めます)
こちらの記事にも書かれていましたが、片淵監督はとにかく「人々の暮らしや戦争、そして原爆が、幻やフィクションではなく、確かな現実だったと感じてもらうため」に、リアリティを追及。「街灯の形や、看板の色など、絵を当時の住人たちに見せては間違いがないかをチェック」してもらいながら仕上げたのだそうです。
だから余計に感じたのでしょうか。
この映画を見ていると、自分があの戦争の時代に生きているような感覚に襲われます。
普段、「きれいな青空だなぁ」なんて見上げている空に、
本当に間近に戦闘機が飛び回る。
しかも複数機。マシンガンを鳴らしながら。
空襲警報は、8月になるほど1日に何度も鳴り響き、
解除される合間に日々の生活を回す。
一緒に手をつないでいた我が子が、
今朝一緒にいた親が、兄弟が、家族が、
突然世界からいなくなる。
戦死された方が家に戻られるとき、骨壷に、名前が書かれた紙一枚だけ入って渡されることも少なくなかったと聞きます。
無差別な空襲に、突然住む家も、頼れる大人も失くしてしまった子どもたち。彼らが生き残るには、誰もが必至なあの時代、どんなに過酷だったことでしょう。
もし、
この青い空を、戦闘機が飛び回ったら?
この子たちの命に何かあったら?
自分に何かあって、小さなこの子たちを残すことになってしまったら?
夫が帰ってこなかったら?
ついそんな風に想像してしまって。
でも、新聞を見ていると、あり得ないことではないような気がして。
長女も一緒に、次女も時々一緒に、見ていたんですが、何を感じたのかな。
長女と次女に「最後、どうなったの?」と聞かれて、しばらく考えて、
「戦争で、戦ったり爆弾を落とされたりして、たくさん人が死んでしまったの。
お父さんやお母さんや子どもたちが、たくさん死んじゃったの。
昔、本当にあったお話なんだよ。」
と答えてみました。
「今日本は平和だけど、今もどこか遠い国では、戦争でたくさん人が死んでるの。
いきなりお母さんが死んじゃったらイヤだよね。
わたしも、大好きなあなたたちが死んじゃうのはすごく悲しい。
戦争はダメだね。
絶対にしたらダメ。
だから、この間の選挙で、お母さんは戦争をしなさそうな人の名前を書いたんだよ。」
この答えで良かったのかどうか、わたしにはよくわからないけれど、
先週、新聞のあちこちで、「ともかく何かを感じてもらうことが大事」という声を読みました。
子どもたちが、いったいどんな映画だったのか、よくわからなかったとしても、
「戦争」の映画を見て、お母さんが「戦争は絶対起こらないでほしい」って泣いていた。
それを見て、子どもたちが「最後どうなったの?」と聞いてきた。
そういった小さなことが、平和には大事なことなのかもしれないと思いました。
でも、戦争って、最初はきっと、ほんの些細な思い込みや勘違いなんじゃないかと思うんです。
子どもたちには、こんな話もしてみました。
「戦争って、最初はただのケンカだったんだ。
ただのケンカが、こんなんになっちゃうの。
ケンカでも、爆弾や武器を使うと、こんなんになっちゃうの。
だから、
ケンカしてもいいけど、やりすぎないでね。
できれば、みんな仲良くしてね。」
次女も、それには頷いてくれました。
子どもにとって、長い映画は難しくても、こんな絵本で、戦争について子どもたちと話をしたことがあります。
第2次世界大戦中のドイツで奇跡的に生きのびた、ひとりの女性の物語です。
戦争なんて、悲しい話、人がたくさん死ぬ話、どう話せばいいのかもわからなくて、怖がりの子どもたちに話すのは今まで避けてしまっていました。
でも、このお話を聞きながら、神妙な顔をしていた長女。
きっと、何かしらを感じてくれたんだと思います。
幼稚園児の次女も、話は聞いて、生きること・死ぬことについて、何か言っていたような気がします。
8月のこの時期は、戦争と平和や、命について、子どもと一緒に考えるのもいいかもしれません。

今回はちょっと重たい話になってしまいましたね。最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
「この世界の片隅に」
最後にちょっとだけ、小さな子どもに見せるには直接的で衝撃的なシーンがありますが、基本的には昭和初期の暮らしや戦時中の暮らしについて、ほのぼのとしたタッチで描いてくれています。よくある大人向けの戦争映画より、親子で見やすい映画かもしれません。
異例のロングラン作品でもあるようなので、ご覧になったことのない方は、よかったらご覧になってみてくださいね。
わたしもいつか、原作の方も読んでみたいと思います。
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