ベストセラー「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」で一躍有名になった「アドラー心理学」。
最近は、本屋の子育て本コーナーでも、「アドラー」の文字が目に入るようになってきました。
こちらでは、
- アドラー式子育ての本を読んでみたい
- どれから読めばいいの?
とお考えのあなたに、
- アドラー式の子育てコミュニケーション講座講師
- 3児の現役ママ
として、アドラー式子育てについて、わたしが実際に読んできた本の中で、わかりやすくて読みやすい、おすすめの本をご紹介したいと思います。
目次
アドラー式子育ての特徴がわかるおすすめ本
アドラー心理学は、使う場面を選びません。
ですから、職場の人間関係、恋愛、親子、医療、介護など、様々な分野に特化した本が出ています。
その中でも、子育て中のママに向けて書かれた本から、「アドラー心理学式の子育ては、普通の子育てと何が違うのか」を教えてくれる本をご紹介します。
親子がどう変わる?「マンガでやさしくわかるアドラー式子育て」
アドラー式子育ては、一般に広まっている子育てとは、随分違うやり方・考え方が少なくありません。
ですが、本の表紙にも書かれていますが、アドラー式子育てを実践すると、
- イライラしないママになれる
- 子育てが今よりもっと楽になる
そんな効果が期待できます。
アドラー式子育てを実践すると、ママや子どもたちがどう変わるのか、マンガのストーリーで理解しやすいと思います。
また、こちらの本の著者、原田綾子さんは、勇気づけELM講座も開催されている超ベテランカリスマ講師!
ストーリー以外に、理論の部分もしっかりわかりやすく伝えてくれています。
アドラー式子育ての方法がわかるおすすめ本
アドラー式子育てを、実際に日常で使う方法を知りたい方は、「こういった時はどうしたらいいの?」など、具体的な場面からアドラー式子育てを教えてくれる本がおすすめです。
子育てがラクになる!「イライラしないママになれる本」
親としては、具体的な対応策が知りたいところですが、子育てにおいてもっと大事なのは、ノウハウなどより「子どもを勇気づける態度や考え方」だとわたしは考えています。
その点、この本は字が多い本ですが、その分、理論も具体的な事例も、どちらもしっかり書いてくれていて、わかりやすいです。
具体的な事例の部分は、「きょうだいげんか」「好き嫌い」「子どもの欠点」など、わたしもよく悩む場面ばかり。
アドラー式子育ての実践もしやすい本だと思います。
また、子育てが思うようにいかないなど、ママの精神的な部分も優しくアドバイスしてくれているので、読んでいてほっこり、自分を優しく労ってあげられる本です。
0歳から使える「 0歳からのアドラー流怒らない子育て 」
アドラー式の子育て本は、言葉が話せて、しっかりコミュニケーションが取れる年齢のお子さん向けに書かれている本がほとんどです。
ですが、ママがイライラする場面は、0歳からすでにありますよね^^;
「幸せ親子になれる 0歳からのアドラー流怒らない子育て 」は、数少ない0歳児から実践できるアドラー式子育て法を紹介してくれている本です。
ちなみに、この三宅美恵子さんも、上の野口勢津子さんも、勇気づけELM講座を監修された岩井俊憲氏が代表を務める「ヒューマン・ギルド」で学ばれた方々です。
他にもアドラー式子育ての本は何冊も読みましたが、アドラー式子育てが気になる方に本気でおすすめしたい本を選んだ時、この方々の本が揃ってしまいました^^;
さすが岩井先生、いい人材を揃えていらっしゃいます(笑)
アドラー式子育ての基礎がわかるおすすめ本
アドラー式子育ての本をお探しの方の中には、そもそもアドラー心理学についてあまり深くご存じない方もいらっしゃると思います。
「アドラー心理学ってどんな心理学なの?」とお考えの方に、おすすめの本をご紹介します。
やっぱり王道!「嫌われる勇気」
こちらのベストセラーで「アドラー心理学」を知ったという方は、少なくないのではないでしょうか。
なんと、2018年度までの5年間を、年間ベストセラー(ビシネス書)トップ10入りしているとか。いまだに世間の注目が高いことを感じます。
(参考元: ダイヤモンド・オンライン)
アドラー心理学は、これまで一般に広まっている考え方とは、大きく異る考え方も少なくありません。
その分、「そんなにうまくいくわけない、そんなのただの机上の空論だ」と思えるような考え方もあります。
この本は、そういった多くの人が抱えるだろう疑問を、アドラー初心者の青年の視点から、ベテラン哲学者にズバっと聞いてくれる対話形式です。
アドラー式子育てなど、新しい試みを実践してみようと思いながらも、尻込みしてしまう方は少なくないでしょう。
けれど、この本を読むと、たとえ結果が疑わしくても、今を変えようとするなら「実際にやってみるか、やらないか」だけなのかもと思えます。
ちなみに、「嫌われる勇気」には、「幸せになる勇気」という続編があります。
物語としては、「嫌われる勇気」の5年後の設定。
5年間、アドラー心理学の理論を実践しつつも、うまくいかずに悩む青年が、ベテラン哲学者の元を再度尋ねるという設定。
「嫌われる勇気」からもう一歩踏み込んだ「幸せになる方法」を教えてくれる本です。
理論を知るなら「アドラー心理学入門」
わたしがお伝えしている「勇気づけELM講座」を監修された岩井俊憲氏の書籍です。
アドラー心理学に関する本は、いろんな方の本を読んできましたが、「勇気づけELM講座」に関係なく、岩井氏の書かれる本は、とてもわかりやすいのでおすすめです。
中でも、こちらの「人生が大きく変わるアドラー心理学入門」は、人生を変えるために役に立つアドラー心理学の理論を、図解入りでわかりやすく、目一杯詰め込んでくれています。
具体的な事例というより、理論に特化した内容なので、アドラー心理学の理論を詳しく知りたい方に特におすすめ。
アドラー式子育てを学ぶ上でも、アドラー心理学の理論を知っておくと、いろんな場面で応用が効くようになります。
人間関係を楽に「マンガでやさしくわかるアドラー心理学~人間関係編」
子育てをしていると、ママ友関係や職場の人間関係など、人間関係で悩む場面も多いですよね。
こちらの本のストーリーは、主人公は会社員の独身女性ですが、「いい人をやめる」「他者との上手な付き合い方」など、ママ友関係などでもそのまま使える理論やポイントが書かれています。
ママ友関係や、職場の人間関係、夫や両親との関係など、特に大人同士の関係にお悩みの方には、助けになってくれる本だと思います。
著者は、上と同じく岩井俊憲氏です。
繰り返しますが、決して岩井氏の回し者ではありません(笑)。
日本能率協会マネジメントセンターがシリーズで発行している「マンガでやさしくわかる」シリーズは、どの本もマンガのストーリーに合わせて理論も展開しています。
なので、「この理論を実践することで、自分や周りがどう変わるのか」「具体的にどんな場面でどの理論を使えるのか」がわかりやすく、実践に結びつけやすい気がします。
アドラー式子育てにおすすめの本|まとめ
アドラー心理学は、これまであなたが親から受けてきた子育て法とは、随分違う部分がたくさんあるかもしれません。
だから、「うまくいくのか不安」「本のようにうまく行くわけがない」などと不安に思う方も少なくないかもしれません。
でも、逆に考えれば、今までの子育てとは全然違う分、今までうまく行かなかった子育てを変える突破口になり得るかもしれません。
わたし個人的には、アドラー心理学は、実践すれば必ず前に一歩進める、自分も周りも幸せになる心理学だと思っています。
まずは気になったら、上でご紹介した本を手にとってみてはいかがでしょうか。