大変な子育て。
子供が起きてそばにいる間は、ママは気が抜けずいっぱいいっぱいですよね。
だから、せめて夜はさっさと寝てもらって、早くママスイッチもOFFにさせてもらいたいところ。
なのに、子供がなかなか寝ないでいると、いつまでも楽になれず、イライラしてきてしまいますよね。
でも、我が家の三姉妹は、今では寝かしつけは大分楽になったんですよ。
一番寝かしつけに苦労したのは乳児期~未就園児時期。
こちらでは、この乳児期~未就園児時期を中心に、
- 寝ない子供がスムーズに寝るようになる方法
- いろいろやってもどうしても寝ないときのおすすめの対策
について、我が家の3人子育ての経験も交えながら、ご紹介したいと思います。
目次
寝ない子供にイライラする時やってみてほしい9つのこと
寝ない子供にイライラする時、子供をスムーズに寝かせるためにぜひやってみてほしい9つの方法について、ご紹介します。
1,日中よく遊ばせる
寝ない子供をすんなり寝てくれるようにするには、日中の活動量を増やすのが一番です。
エネルギーの塊で止まることを知らない子供も、たくさん遊んで疲れれば自然と寝てくれます。
ただ、我が家では、昼間の刺激が多すぎる日は、寝入りはよくても夜泣きすることが多いです。
初めての場所に行ったり、遠出したり、子供にとっての刺激が多かった日は、夜中に夜泣きすることは覚悟しておくといいかもしれません。
(夜泣きしても、構わず放っておけば自然と寝てくれることも多いので、いくらか見守ってみるのもおすすめです。)
2,生活リズムを整える
生活リズムが整うということは、
- 朝目が覚める時間
- 昼間お腹がすく時間
- お昼寝する時間
- 夜眠くなる時間
といったことが、だいたい毎日同じくらいの時間に定まるということです。
これは、毎日だいたい同じスケジュールで過ごすのがいいそうです。
毎日子供と付き合っていると、毎日同じことの繰り返しなのが苦痛に思えることがよくありますが、同じことの繰り返しは、子供にとってはとても安心できることなんだとか。
そうして生活リズムが一定に整ってくると、子供の体調や精神状態、情緒も安定するんだそうです。
子供が落ち着いていて、昼寝や夜寝で自然と眠くなってくれると、親としてはとても助かりますよね。
特に寝る前のルーティンは大事
毎日の生活スケジュールを一定にするという中でも、特に寝る前のルーティンは大事だと思っています。
夕方ご飯を食べて、電気が暗くなって、お風呂に入って、パジャマに着替えて、歯磨きをして、絵本を読んだら寝る時間。
そんな風に、夕方の生活は、すべて「もうすぐ寝る時間ですよ~」という子供へのメッセージです。
こちらも疲れてしまう時間ですが、寝る前のルーティンは最低限に抑えて、踏ん張って行きましょう!
ちなみに、寝る前の最後のルーティンとして定番の【絵本の読み聞かせ】ですが、私が取り組んでいたのは寝室ではなくリビングで読むこと。
寝室に絵本を置いて読み聞かせをしようとすると、延々と絵本を持って来られてしまってなかなか寝られないことないですか?
それがリビングで「◯冊好きなのを持っておいで」と決めてやると、「読み終わったね。じゃあ寝に行こう」と切り替えがうまく行くことが多いのです。
これ、他の方にも効くかしら?
なかなか寝室に行きたがらない子には、
- 「抱っこして寝よう」
- 「褒め褒めタイムにしよう」(お互いに今日ステキだったこと、できたこと、楽しかったことを褒め合う)
など、寝ることがちょっとワクワクすることをルーティンにしてみてはいかがでしょうか。
3,睡眠ホルモンを攻略する
寝ない子供がすんなり寝てくれるようにするためには、睡眠ホルモン『セロトニン』の分泌を上手にコントロールすることが生理学的に重要です。
それに重要な役割を果たしてくれるのが【日光】です。
朝起きたらカーテンを開けて朝日を浴びる
人間は、朝、太陽の光のように強い光を浴びてから14~16時間後に眠くなるようになっています。
難しいことを言うと、朝強い光を浴びると睡眠ホルモン『セロトニン』の分泌が止まって脳がすっきり目覚め、 14~16時間経つとまた分泌されて眠くなるんだそうです。
つまり、夜自然と眠くなってもらうには、夜寝る時間よりまず先に、朝起きる時間を一定にして、太陽の光を浴びることが大事ということ。
曇りや雨の日、冬至近くで日の出が遅い時期などありますから、毎朝しっかり朝日を浴びることは難しいかもしれませんが、できるだけ朝一定の時間にカーテンを開けて、子供に日の光を浴びさせるといいようです。
体内時計を整えて夜の睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌をよくするには、朝に限らず、日中明るい屋外でしっかり外遊びをすることも効果的なんだそうですよ。
夜の明かりを暗くする
睡眠ホルモン『メラトニン』は、夜でも明るいと分泌量が減ってしまうんだそうです。
だから、夜寝る時はなるべく寝室を暗くするほうがいいそうです。
赤ちゃんのお世話や、子供が怖がる理由で真っ暗にするのが難しかった時期は、我が家はこんな足元灯を使ったりしました。
明かりは、夜寝る時だけでなく、寝る2~3時間前から暗くしていけるとさらに効果的なんだとか。
我が家では、食事が終わったら電気を減らして、薄暗く【夜を演出】したりしていました。
4,昼寝の時間を調整する
子供に夜寝てもらうためには、昼寝時間の調整も重要です。
ただ、ここは頭を悩ませるママが多い所ではないでしょうか。
午前中や昼頃にしっかり寝てくれるとベストなものの、子供の体力が付いてくると昼寝が午後や夕方になってしまったり、長く寝てしまうと夜なかなか寝なくなってしまったり…。
2~3歳頃は昼寝をすれば夜寝なくなり、昼寝をしなければ夕方グズグズという、なんとも最悪な時期。
30分だけ寝かせて起こす、なんて時期もありました。
こちらとしては、子供の昼寝はホッと気が抜ける貴重な時間ですから、何時に寝始めようが、なかなか起こしたくないんですけどね。
5,ねんねアイテムを見つける
「これがあれば寝てくれる!」というお気に入りの【ねんねアイテム】ができると、寝かしつけはグッと楽になります。
我が家の娘たちは、1歳半前後でやっとこの【ねんねアイテム】が出てきました。
ねんねアイテムとしてよく聞くのは
- ふわふわのタオル
- 子供のお世話によく使うタオル
- タオルのタグ
- 子供によくかけてやっていたタオルケットや毛布
- お気に入りのぬいぐるみ
- おしゃぶり
- お気に入りの哺乳瓶
- ストローマグなど水分
- 音楽(胎内音など「子供がよく寝る音楽」のCD音楽や動画音楽)
- ママの手や耳たぶ
子供によっていろいろあって、我が家は長女がタグ付きのふわふわタオル(タグに指を入れて寝ていました)、次女が私の手(授乳中に毎回手を握ってやっていたから?)、三女がタオルケット(私と一緒にかけてたから?)。
それまで興味を示すことがなかったのに、ある日突然寝る時に欲しがるようになって、お昼寝や外出先でもこれがあれば比較的スッと寝られるようになりました。
魔法のように、とまでは行きませんでしたが^^;
【ねんねアイテム】とは違うかもしれませんが、こちらの絵本は「読むとすぐに寝る」と評判の絵本。
なんとこちらのように朗読CD付きの本もあるんですね!
何度か読んでやったことがありますが、単調で小難しい文章で、途中あくびをする場面や、「もうまぶたが落ちそう」といったワードが繰り返し出てきて、読んでいるこちらが寝てしまいそうでした。
子供たちも、聞いている間静かで、気が付くと終わる前に寝てしまっていました。
というか、私が寝そう^^;
6,寝室の環境を整える
基本的なことかもしれませんが、寝ない子供に寝てもらうためには、室温・湿度・掛け物など、寝室の環境を整えることも結構重要です。
真夏の暑い時期になかなか寝なかったのが、夜クーラーを付けっぱなしにするようにしたら朝までぐっすり寝てくれるようになったということはよくあります。
冬は掛け物を充分暖かいものにしたり、布団をすぐにはねのけてしまう子供には、腹巻きやスリーパーも重宝しました。
パパの帰宅時間
騒音対策?として、パパの帰宅時間が寝かしつけの時間に重なるような場合は、パパに帰宅時間について協力してもらうことも重要です。
せっかく苦労して寝室に連れて行って、もう少しで寝そう…というところでガチャッと寝室のドアが開き、子供がパッチリ目を覚ましたりすると…
その後の私の不穏な空気は最悪です(笑)。
7,親も一緒に寝落ちする
子供は、親が「早く寝ろ!」とイライラしていると余計に寝なくないですか?
「親が子供より先に寝る」くらいの方が、子供はあっさり寝てくれる気がします。
やり残したことや、自分時間を楽しみたいという方は、携帯のアラームを音なしバイブレーションで設定しておいたり、朝早起きしてやるという方法もありますよ。
ぐったり疲れているところ、少しでも寝られるとスッキリしますし、朝まで寝落ちする場合は睡眠ばっちり。
作業は朝やるとはかどります。
これは我が家には一番効果的な解決策だったので、寝落ちしたいのになんだか眠れないという時期は、こういった工夫をしたりもしました。
- 自分がリラックスできるように、寝室にアロマを焚いたり、ハンカチにアロマオイルを垂らして香りを嗅ぎながら寝る
- 自分が眠れるように、夕飯後や寝る前に安眠系のハーブティーを飲む
●おすすめ安眠ハーブティー
8,ママ自身が寝ることを楽しみにする
子供を寝かしつける時間は、ついつい「寝かしつけなくちゃ」と焦って余裕のない時間になりがちですよね。
でも、「子供を寝かせなきゃ」をやめて、ママ自身が「やっと寝られる!嬉しい!」と思って横になってみたら、どうでしょう?
疲れた身体に、お布団ってとっても気持ちが良くないですか?
まずはママ自身が寝られること・休めることを楽しみにして喜んで、子どもにもその気持ちを素直に表現してみるのもいいかもしれません。
9,ねんトレという方法も
子供がなかなか寝なくて毎日イライラするという場合は、【ねんねトレーニング(通称「ねんトレ」】という方法もあります。
ねんトレというのは、アメリカのように、親が寝かしつけず、子供が一人で寝られるようにするトレーニング。
始めるには生後6ヶ月など、早い時期がいいようです。
うまくいくと、本当に子供がひとりで寝てくれるようになり、親の負担が激減するんだとか。
ただ、アメリカではそれが常識ですが、日本はまだまだ子供のひとり寝は多くないので、ひとりで寝るようになるまでのギャン泣きに耐えられず断念する人も多いようです。
始めるならきちんと調べるなりして、覚悟して、家族に協力してもらいながらチャレンジするのがいいかもしれません。
子供がどうしても寝ない時は路線変更!
いろいろ工夫しても子供が寝ないという時のおすすめの方法をご紹介します。
寝かしつけの時間を自分時間にする
寝かしつけを自分のための時間にすると、子供がなかなか寝なくてもイライラしないで過ごせそうじゃないですか?
私は、真っ暗な中でこっそりスマホでラジオや動画(音声を聞くのみ)、静かな音楽を聴くこともあります。
こっそりイヤホンを使うこともあります。
もしくは、脳をリフレッシュする「マインドフルネス瞑想」もよくやります。
マインドフルネス瞑想は、心身のリラックス、自律神経を整える、イライラしにくい脳に変えるなど、子育てママがぜひ手に入れたい効果が目白押し。
寝たままできるおすすめの音源を見つけたので、よかったら聴いてみてくださいね。
◯Youtube動画:眠りを深めるボディスキャンマインドフルネス瞑想
たまに寝ない時は子供と夜ふかししてみる
いつもではないけれど、今日は子供がどうしても寝ないなという時は、いっそ子供と起きて来て、一緒に夜ふかししてみるのもいいと思います。
そういう時は、もう子供の世話より、寝かしつけた後にやりたかったこと、家事をしたりテレビを一緒に見たりと、私もリラックスタイムにしてしまいます。
ただ、今後生活リズムを整えていきたいと思ったら、夜ふかしした日も朝起きる時間はいつもと同じにして、朝日を浴びることをおすすめします。
寝ない子供にイライラする時|まとめ
- 寝ない子供には、生活リズムを整える
- 寝かしつけを楽しむ工夫を見つけて、寝かしつけのストレスを減らす
世の中には、生まれてからずっとよく寝る子で、寝かしつけも夜中の睡眠も困ったことがないという、なんとも羨ましい子供が存在するようですが、そうでない子はたくさんいます。
我が家の3姉妹は皆、最初はなかなか寝なかった子たち。
中でも、長女は特に昼寝も夜寝も下手っぴで、寝る前はグズグズ、起きてもグズグズのそれはそれは大変な子でした。
でも、幼稚園に入った頃からでしょうか、夜は布団に入って電気を消せば、3分で寝て、夜中も起きない子になりました(笑)
周りのママたちに聞いても、大きくなると同じ様にあっさり寝るようになったという子が多いようです。
そんな風になるまでは本当に大変だと思いますが、無理のない範囲で子供の生活リズムを整えつつ、ぜひ寝かしつけの時間がストレスにならない方法を見つけて乗り切ってみてくださいね。
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