あなたは、子供に絵本の読み聞かせをすることはありますか?
私も絵本の読み聞かせを頑張っていた時期がありました。でも、何度も同じ本を持ってこられてゲンナリしまったり、ワンオペ育児に疲れて読む元気がなかったりして、絵本の読み聞かせが苦行になっていた時期がありました。
でも、この世に「大人が癒やされる大人向けの絵本」があるの、ご存知ですか?子供に読み聞かせる絵本も、今日からはママのセレクトにして、絵本の読み聞かせをママのリフレッシュタイムにしませんか?
今回は、
についてご紹介したいと思います。
目次
大人向け絵本がリフレッシュになる理由
絵本をご紹介する前に、大人向け絵本がママのリフレッシュになる理由を2つお話しますね。
絵本の読み聞かせは読み手のストレスを減らす効果がある
実際に実験結果があることらしいんですが、絵本の読み聞かせは、読んでもらった聞き手だけでなく、読む人自身のストレスを減らす効果があるんだそうです。
そう言われてみれば、絵本を読む前はあまり気が進まなくても、読み出したら
- 絵本の内容が単純に面白い
- 読んでやって子供たちが喜ぶ様子に嬉しくなる
- ひとつのこと(絵本を読むこと)に集中するとなんだかスッキリする
といった経験、よくありませんか?
「子供の情操教育のため」とか考えていると頑張れませんが、「自分が癒やされたい」を叶えるためと思ったら、読むのも楽しくなるかもしれませんね。
思い切り泣いたり自分の内面を見つめるきっかけになる
これは読む絵本によると思いますが、世の中には泣ける絵本や、自分に当てはめて深読みできる絵本が結構たくさんあるんです。
思い切り泣いてスッキリしたい時、ワンオペ育児で忙しいママとしては、映画や小説に集中する時間はなかなか取れませんよね。
その点、絵本ならほんの10分もあれば読み終わります。
自分に当てはめて深読みできる絵本では、わたしは「心配しなくて大丈夫なんだ」「わたし、これでいいんだ」なんて、自分を肯定させてもらうこともあります。
癒やされる大人向け絵本3選
では、ママもリフレッシュできる、大人向けの絵本を3冊ご紹介しますね。
泣きたい時に読みたい絵本
思い切り泣いてスッキリ&ほっこりできる絵本をご紹介します。
ママがおばけになっちゃった
泣きたい時におすすめの1冊です。
題名の通り、ママが事故でおばけになってしまったお話なんですが、後半、涙で読めなくなってしまいます…。
子供のことが愛しく、今が幸せと思える絵本です。
シリーズに、「さよなら、ママがおばけになっちゃった!」「ママがおばけになっちゃった! ぼく、ママとけっこんする!」があります。
おまえうまそうだな
この絵本は、アニメ映画化もされましたね。
これも何冊かシリーズがありますが、その中でも、やっぱりこれが一番好きかな。
どれも不器用な優しさにあふれていて泣けます。
きょうだいが生まれたら読んで欲しい絵本
きょうだいが生まれると、上の子の赤ちゃん返りに下の子のお世話に、心身共に疲れ切ってしまいますよね。
そんな時に読んで欲しい絵本をご紹介します。
ちょっとだけ
次女を産んだ産院で初めて読んだ時、待合室に人がいたのに、思わず泣いてしまった絵本
きょうだいが生まれると、上の子はとっても頑張ってくれているんだな、と、じんわりします。
最後の「ちょっとだけだっこして」だけは、長女が自分で言うセリフ。
続く言葉は、わたしが心から読み聞かせます。
わたしの大好きなシーンです。
おこだでませんように
これも、きょうだいが生まれたお兄ちゃんのお話ですが、もし「子どもが学校や幼稚園で先生に怒られてばかりで心配」という方がいらしたら、そんな方にも読んでもらいたい本です。
子どもは、ママパパに認めてもらいたくて、いつも一生懸命。周りの誤解や接し方が、子どもにこんな風に思わせることがあるんだと思うと、我が身を振り返させられます。
「困った」が笑い話になる本
子育てをしていると、困ったことが起こりすぎて、爆発しそうになることってたくさんありませんか?
でも、こういった絵本を読むと、「困った」が笑い話になるので不思議です。
いっさいはん
「つねにごはんつぶまみれ」「ちらかったものより、かたづいているものにきょうみがある」「しずかにしているときは だいたい ちらかしている」などなど。
我が家の三女さんもまさに「いっさいはん」時期なので、最初に本屋でチラ読みしたとき、吹き出しそうですぐに本を閉じました(笑)。
これを上の子たちとパパに読んでやったら、大笑い!自分たちもそうだったのにね(笑)。
「きょうも ゆかいな いっさいはん」が最近の我が家のキーワードです。
みんなあかちゃんだった
赤ちゃんや未就園児の子育てにてんてこ舞いのママに読んで欲しい1冊です。
こちらは、0歳の赤ちゃん期から、3歳くらいまでの子どもの「あるある」話を集めています。
少し古い本ですが、赤ちゃんの様子は変わらないんですね(笑)。これも、上の子たちと大笑いしながら読みました。
子育て中の「困った」も、人に話してもらうとどうしてこんなに笑えるんでしょう
赤ちゃんや未就園児の「困った」行動が絵になっているんですが、普段イライラさせられる子供の行動も、こうやって俯瞰して見るとなぜか笑ってしまうんですよね。
ああ、わたしだけじゃないんだな、子供みんなこうなんだなと、ホッとさせてくれる絵本です。
育児なし日記
絵本ではなく、コミックエッセイですが、長女が生まれた後のダークな時期、この本に本当に救われました。
言葉のわからない赤子に、マンガの吹き出しのように勝手にセリフをつけてみたり、ドラ〇エのゲーム風に実況中継をしたりしながら、乗り切ったなぁ。
今でもつい三女ちゃんの心の声を代弁してしまうのは、この本がきっかけかも。
これはもう古い本になってしまいましたが、育児関係のコミックエッセイは、どれも「子育ての困ったは笑いに変えられる」ことを教えてくれます。
ちょっとしんみり、子育てのハードルを下げてくれる
絵本が子育てのハードルを下げてくれたこともあります。
だいじょうぶだいじょうぶ
世の中、不安なことはたくさんあるけど、確かに「突っ込んでくる車も飛行機も滅多にない」し、「病気やけがは何度もするけど、そのたびによくなる」。
「だいじょうぶだいじょうぶ!」
いいからいいから
この絵本のおじいちゃんは、「え!?そんなことも許しちゃうの!?」っていうことまで、なんでも「いいからいいから」と受け入れてしまうんです。
「ええ~?ほんとにいいの~?」と子どもと大笑い。
日常の困ったこと、実は全部「いいからいいから」と言えることかもしれません。
この絵本を読むと、「そっか、頑張らなくていいか。ま、いっか」と肩の荷が降りる気がします。
複数巻出ていますが、わたしのおすすめは2巻と3巻かな。子供たちと大笑いして読みました。
まねっこでいいから
読むとちょっと心がザワッとする本。人によっては影響の強い本かもしれません。
でも、わたしはこの本に、「抱っこは親と子の両者にとって最強なんだ」と教わったし、「子どもとの接し方は、親になった時点で本能的に備わっているものではない。
やり方は教わらなければわからないんだ」という許しのようなものをもらいました。
見かけたらちょっと、読んでみてください。
忙しいママも読み聞かせ時間にリフレッシュできる大人向け絵本|まとめ
忙しいママも隙間時間にリフレッシュできる大人向け絵本、いかがだったでしょうか。
上でも書きましたが、読み聞かせは「子供のため」と思うと忙しいママは特に大変だと思います。
ですが、自分が読みたい本を「自分のために」選んで読む。今日からはそんなスタンスではいかがでしょうか。
我が家の子供達も、私が「これ読みたい!」「これ面白い!」と心から楽しそうに読み出してからのほうが、自分で勝手に絵本を開いたりするようになりましたよ。
大変な育児、肩の力を抜いてやっていきたいものですね。