子育て中って、イライラすることって、本当に多いですよね。
わたしは子育て中、特に子どもが小さい頃は、あまりに毎日イライラするので、自分の性格ってこんなだったっけ、と落ち込む毎日でした。
イライラの地雷が、足の踏み場もないほどたくさんある感じ。
イライラして怒ってしまうと、子どもは大泣きして、食事・支度・お風呂など、日常のことまで止まって進まなくなってしまって。
それにまたイライラするし(-_-;
でも、子育てを少し大きな視点で考えて、自分の考え方を変えてやると、イライラの地雷が減って、子育てでイライラすることが減ったりします。
実際、わたしはアドラー心理学に出会って考え方をひとつひとつ変えてやることで、今ではだいぶ子育てでイライラしなくなりました。
こちらでは、アドラー心理学の理論を使いながら、わたしが実際に子育てでイライラしなくなった実例を交えて、
子育て中、イライラしない方法
についてお話したいと思います。
目次
子育て中、イライラしない5つの方法
子育て中、イライラしないためには、イライラの地雷を減らすのが一番です。
それには、落ち着いた時に、少し時間をかけて自分と向き合ってみるのがおすすめ。
なぜなら、イライラの地雷は、実はあなた自身が作っているからです。
「子どもがおやつばかり食べたがってご飯を食べない」を例に、子育て中、イライラしない5つの方法(考え方)についてご紹介したいと思います。
常識を変えてみる
実は、上の例は、わたしが実際に根深く持っていた子育てイライラポイントです^^;
次女は、離乳食期からご飯に興味がない子でした。
でも、おやつは目の色を変えて欲しがっていました。
じゃがりことか、キャンディーとか、手作りではなく市販のお菓子。
だから、食事のたびに、次女が食べてくれそうな食事を一生懸命考えて作っては、食べないでお菓子があるカゴばかり指差す次女に、毎日のようにイライラしては爆発していました。
なぜイライラしてたかって?
よくよく考えてみたら、お母さんは、子どもに栄養バランスの取れた手料理を食べさせなければならないものという考えを持っていたのが、イライラのきっかけだったみたいです。
でも、そのことをある日たくさんの友人に相談したら、「うちもわたしの手料理食べないよ」という意見が続々!
冷凍食品はよく食べるからよく使う、子どもが食べる6メニューくらいだけで毎日回している、といったメニューの工夫を教えてくれた友人もいました。
それらを聞いて、わたしは、そうか、つまり
- 子どもが食べないことはある意味常識で、仕方のないこと。
- 子どもに栄養バランスの取れた食事を食べさせることは、思ったより難易度の高いことらしい
なんて目からウロコが落ちました。
わたしの中の常識を変えてもらったんですね。
そうしたら、自然とこんな風に思えてきて。
- 次女が食べないのも仕方ないと諦めてもいいのかもしれない
- 子どもの食べるものなら、手料理にこだわらず市販品を積極的に取り入れたり、食べるメニューをひたすら毎日繰り返すのもありかもしれない。
で、それ以来、食事の用意や次女へのイライラが減ったんです。
子育て中、同じようなことで何度もイライラするようなことがあったら、一度「自分の常識」のどれがイライラ反応しているのか考えて、その常識が変えられないか、考えてみるといいですよ。
目標を下げてみる
結構簡単なところでは、「目標を下げる」方法があります。
子育て中、次女がごはんを食べないことで私がイライラしていたとき、わたしの目標は
次女がごはんを「毎回」「たくさん」食べて「完食」すること
だったんですね。
だから、1回くらい、しかもものすご~く少なくしたお皿をピカピカにしても、上っ面の褒め言葉しか出ませんでしたし、お昼はたくさん食べても夕飯で残したら、どうしてもイライラしてしまっていたんです。
ずっと無意識でしたが、考えてみたら、高すぎる目標ですよね。
だから、
- 1日でそれなりにごはんを食べられていればOK
- 一週間通して、なんだかんだ食べていればOK
- 季節を通して、1年を通して、何かしら食べていればOK
- 毎回の食事で、ひとくちでも食べてくれれば、それでいいじゃん!
というように、目標を下げてみることにしました。
そして、究極なところまで考えたら、子育てで、本当に譲れない、大事な目標って、こういうことだったりしませんか?
生きていて
ハグできて
会話できて
笑ってくれる
この4つだって、本当は、当たり前のようで決して当たり前じゃないんですよね。
当たり前過ぎてなかなか意識しないけれど、これが叶わない可能性もあるんだと考えたら、本当は他のことはそれほど重要ではないようにも思うのです。
「ま、いっか。これじゃ死なないか」
です^^;
視点を変えて、できている部分に注目する
子育ての目標を下げても、いざ次女が用意したごはんをひとくちだけ食べてたくさん残しているのを見ると、イライラしているわたしがいました。
それを解消してくれたのは、「できている部分に注目する」という技です。
最初は自分で言っていて白々しかったりもするんですが、とりあえず「ひとくち食べられたね!お母さんうれしいよ!」と言ってみる。
繰り返しているうちに、それが自分の中に浸透して、本当に「ひとくち食べてくれてよかった」という気になってくるんです。
それから、この技のいいところは、注目したことが少しずつ増えていくこと。
「残したこと」ではなく「ひとくちでも食べられたこと」に注目してやるうちに、次女は徐々に食べる量を増やしていってくれたんです。
本当の気持ちに合った対策をとる
子どもに本当はどうなってほしいのか・どうしてほしいのか
それを考えてみる方法もあります。
- 好き嫌いなく何でも食べられる子になってほしいのか
- 風邪をひきにくい丈夫な子になってほしいのか
- 食べることを楽しいと思える子になってほしいのか
食事に関して、子どもにどうなってほしいのかによって、実際に取る対応が変わってきます。
例えば、上の「好き嫌いなく何でも食べられる子になってほしい」のであれば、現時点で嫌いなものを無理やり食べさせても、子どもが食べられるようになるとは思えません。
無理やり食べさせるよりは、「あれもこれもおいしいよ~」と親が美味しそうに食べる姿を繰り返し見せるほうが、子どもは「少し食べてみようかな」と思えるだろうし、食べて「あれ、あれもこれも意外とおいしい」と思ってくれれば、好き嫌いも減っていくことでしょう。
「食べることを楽しいと思える子になってほしい」のであれば、ママが怖い顔でイライラ見張っている中、無理やり食べるより、好きなものをニコニコ家族で食べるほうが、効果的でしょう。
「風邪をひかない丈夫な子になってほしい」のであれば、栄養バランスをとることももちろん大事ですが、外で積極的に運動するといった方法もありますよね。
自分が、子育てする中で子どもにどんな子になってほしいのか、どうしてほしいのか。
それを突き止めて、その想いに合った対策を前向きに考えてみるといいですよ。
自分の今の立場を相手とチェンジしてみる
わたしが子どもの立場だったら何て言ってもらいたい?
わたしが子どもの時はどうだった?
子育てでイライラする状況を、そんな風に考え直してみるのも効果的です。
もし子どもの自分が、食べたくない食事を前にしていたら、何て言われたいだろう?
そう考えてみると、わたしは「また残して!」とイライラ怒られるより、「食べたくないなら仕方ないけど、お母さん一生懸命作ったから、ひとくちだけでも食べてもらえると嬉しいな」って言われたい^^;
子育て中、イライラしない方法|まとめ
- 自分の中の常識を変えてみる
- 目標を下げてみる
- 視点を変えて、できている部分に注目する
- 本当の気持ちに合った対策をとる
- 自分の今の状況を相手とチェンジして考えてみる
こうして見てみると、子育てのイライラの地雷が「自分の考え方」からできていることが、なんとなくおわかり頂けるでしょうか?
他人を変えることは難しいですが、自分の考え方を変えることは、やろうと思えばすぐにできること。
わたしは、子育てのイライラがなかなか晴れない時や、イライラが強かったりするときに、これらのコツを使って、自分の中の常識や考え方を見直すことをやったりします。
そうするとね、だいたい、その常識や考え方、変わるんですよね。
自分の考え方を意識することで、対応が変わっていくものもある。
で、楽になる。
ちょっと最初は難しかったり、面倒だったりするんですけど、もしなんとかしたい、イライラしないでスッキリしたいと思うことがあったら、やってみてください。
これを繰り返していくことで、たくさんあったイライラの地雷が、ひとつひとつ減っていき、結果、子育てでイライラすることが減っていきます。
イライラしないと、子育てはずっと楽になりますよね。
ぜひ、できるところから、少しずつやってみてくださいね。
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